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音楽で心をひらき、耳をひらく音楽指導法「こだまメソッド」
音に親しみ、音楽の楽しさを感じることで、聴くことへの関心が生まれます。
心をひらき、耳をひらく。
音楽を使った『アジ ェンダやまがた』独自の指導方法です。
音楽にのせて感覚遊びや運動を経験します。音楽で五感を固有感、前庭感を刺激、発達を促します。
1. 感じる
体でリズムを感じ、音楽にのって楽しみます。パルス感覚から、拍やリズムの感覚を獲得します。
2. 合わせる
音楽にのってコミュニケーション遊びをします。自然に相手への興味、人へ向かう力を引き出します。
3. 向かう
聴いた音楽の真似から無理なく自己表現を導き、即興的表現への展開、表現の面白さを経験します。
4. 真似ぶ(まねぶ)
理解の段階に合わせた視覚提示で、スモールステップを増やし、演奏経験の積み重ねで自信をつけます。
5. 学ぶ
音楽アンサンブルで、1つの事を分かち合う経験をします。不安を乗り越え、人と分かち合う喜びを知り、音楽経験を普段の生活でも活かすことを目指します。
6. 分かち合う

児童発達支援・放課後等デイサービス共通
「アジェンダやまがた」では、発達の側面から互いに関連し合う5領域のすべてを包括する発達支援を行っています。
【5領域と制度について】
令和6年度報酬改定により「児童発達支援」「放課後等デイサービス」での支援で、「5領域」全て含めた総合的な支援を提供することが運営基準に明記されました。
療育(発達支援)とは、子どもが将来、日常生活や社会生活を円滑に営めるようにするために行うものであり、具体的な本人支援は障害のある子どもの発達の側面から、違いに関連して成り立つ「健康・生活」、「運動・感覚」、「認知・行動」、「言語・コミュニケーション」、「人間関係・社会性」の5領域をカバーした、音楽療育と音楽教育のサービスを提供します。
1 心身の健康や生活に関する領域
「健康・生活」
2 運動や感覚に関する領域
「運動・感覚」
3 認知と行動に関する領域
「認知・行動」
4 言語・コミュニケーションの獲得に関する領域
「言語・コミュニケーション」
5 人との関わりに関する領域
「人間関係・社会性」

音楽療法・音楽教育においての
個別指導計画の作成、専門的支援実施計画の作成
令和6年度4月法改正以降、児童発達支援の5領域をカバーした「個別支援計画書」を作成します。さらに、より重点的に「専門的支援実施計画」を作成し、より高度な支援を提供します。
また、実践(セッション)とそれに対する評価を毎週実施することを繰り返し、半年に1回の頻度で目標(個別支援計画書・専門的支援実施計画)を見直しをして、お子さまの成長に合わせた音楽支援を行なってまいります。

基本プラン
① 個別指導計画の作成
利用者様本人の発達支援として、お互いに関連して成り立つ5領域をカバーした個別支援計画を作成し、音楽サービスの提供で障がいのある子どもを支援します。
より重点的に
② 専門的支援実施計画の作成
個別指導計画を踏まえ、専門的支援実施計画を専門職員(理学療法士等)が作成し、より高度な支援を提供します。
音楽で障がい児・障がい者支援
1
●行政認可の 3 事業にて、乳幼児期から青年期までノンストップで支援を提供。
●オ リジナルの指導方法「こだまメソッド」で、お子さまの成長をサポート。

1

音楽なかまアンジェリ
[障害児通所支援]
児童発達支援
0〜6歳
友達と一緒に「音・リズム」に親しみ、身体でビートをつかみます。音楽による療育、季節の遊びでお子様の健やかな育ちを支援します。
サービス提供時間
児童発達支援
・月〜木曜日/ 13:00〜19:00
・金曜日/ 12:00〜18:00
・土曜日/ 10:00〜16:00
2

音楽なかまプリモ
[障害児通所支援]
放課後等デイサービス
小学生〜高校生
仲間と一緒に音楽を楽しむことで社会性を育て、日々の課題の改善を目指します。また、演奏能力の向上で、自己表現の意欲を高めます。
サービス提供時間
放課後等デイサービス
・月〜木曜日/ 13:00〜19:00
・金曜日/ 12:00〜18:00
・土曜日/ 10:00〜17:00

3
音楽サロンリナッシェ
[障害者支援]
地域生活支援等
18歳以上
音楽で自己表現し、仲間とのアンサンブルを楽しみます。また、余暇活動の充実で、社会人としてのメリハリある生活を支援します。

■ お子様に合わせた「支援プログラム」を作成
一人ひとりの個性や課題に合わせた「個別・グループ」のプログラムで、音楽による「療育」と「教育」を行っています

音楽療法グループセッション
#音楽なかまアンジェリ / 幼児
音楽で季節の遊びを経験し、音楽のやりとりからコミュニケーションの楽しさを経験する。
♫音楽なかまプリモ / 小学生〜高校生
人と音を合わせ表現する喜びを体感し、音楽を通じて人へ向かう力を養う。
*プログラム(共通)
①はじまりのうた
(気持ちを整え、メンバーへ関心を向ける)
②体を動かそう(動作模倣)
③触ってよう、感じてみよう(感覚統合遊び)
④リズム遊び、手遊び(音楽でのコミュニケーション)
⑤楽器を鳴らそう、歌おう(楽器操作、音程・言語理解)
⑥おしまいのうた(気持ちを整える)
⑦今日やったことは?(活動の振り返り)
音楽教育グループセッション
♪音楽なかまプリモ / 小学生〜高校生
人と音を合わせ表現する喜びを体感し、音楽を通じて人へ向かう力を養う。
*プログラム
①今日のプログラム(見通しを持ち、活動への関心を高める)
②ストレッチと発声練習(ボディイメージの確立、ソルフェージュと発声)
③ビートトレーニング(体感コントロール、パルス、ビートの確立)
④歌唱(唱歌、合唱曲、J-POP)
⑤音楽アンサンブル
⑥今日やった事は?(振り返りと次回内容の確認)
♩音楽サロンリナッシェ / 18歳以上
頑張っている社会人としての毎日に、MUSICKING(音楽を楽しむこと)を加え、自分らしい生き方を見つける。
*プログラム
①今日のプログラム(見通しを持ち、活動への関心を高める)
②ストレッチと発声練習(ボディイメージの確立、ソルフェージュと発声)
③感覚を研ぎ澄まそう(感覚統合トレーニング)
・ビートトレーニング(体感コントロール、打楽器奏)
④歌唱&器楽アンサンブル(唱歌、合唱曲、J-POP)
⑤今日やった事は?(振り返りと次回内容の確認)
音楽療法・音楽教育個人セッション
個性に合わせた「オーダーメイド音楽支援」。講師とマンツーマンで音と音楽にふれ外界の気づきを増やす、さらに自分の音楽表現を見つける。
音楽による支援方法の研究
2
音楽で障がい特性を緩和する支援方法を創ることを目的に研究を行っています。

【研究のテーマ】
1.パルス・拍の獲得のための指導方法と情緒の落ち着きの関係
2.自閉症スペクトラム障害児を対象とした「模倣と交互奏」による情動交流の促進
研究発表「日本音楽療法学会学術大会」
第19回(2019年度)
「発達障がい児を対象とした、こだまメソッドによる音楽支援の効果/実例」
第21回(2021年度)
「自閉症スペクトラム児A君に対するピアノ指導の経過観察」
第22回(2022年度)・第23回(2023年度)
「発達・知的障害児童を対象とした、音楽能力の評価指標及び評価方法の開発」
第24回(2024年度)
放課後等デイサービスに通所する自閉症スペクトラ障害児のグループを対象に、「感覚統合」「身体活動」「コミュニケーション」に着目した音楽支援を実践。
特別支援教育の教科「音楽」、「自立活動の6区分」を関連付けた「音楽療法的アプローチによる音楽教育のプログラム」を目指している。「音楽療法教育プログラム」を再構成し、教育現場へ提案することを目的としている。
児玉 千賀子・宮﨑 昭(立正大学)・佐川 馨(山形大学)
「令和4年度 日本学術振興会 科学研究費助成事業」
【研究課題名】
特別支援教育の音楽指導における「音楽療法的アプローチ」の実証的研究
〜音楽教育、臨床心理、脳科学の三分野の研究者と特別支援教育の実践者として連携協働〜
【研究の要旨】
「療法的視点からの音楽教育プログラム」と「評価スケールの開発」等
・山形大学 地域教育文化学部 /佐川 馨 教授(筆頭)
・立正大学 心理学部 /宮﨑 昭 特任教授
・山形大学 地域教育文化学部 /大村 一史 教授
・アジェンダやまがた /児玉 千賀子(実践者)
【研究期間】
2022年〜2025年3月
